妊活がうまくいかない…
思うように妊娠できず落ち込むとき
ストレスが溜まったとき
どうすればいいのか
ご紹介します!
妊活を始めたけど、思うようにいかない…
ストレスも溜まって、周りに八つ当たりまでしちゃう。
このまま妊娠できなかったらどうしよう…
妊活はどれだけ頑張っても
思うようにいかないことが多いですよね。
ストレスが溜まったり、落ち込んだりすることも多いです。
そんなときどうしたらいいか、一緒に考えてみましょう!
この記事では、「妊活がうまくいかないとき、どうすればいいの?」と疑問を持っている人に向けて、『前向きな気持ちになれる!妊活ストレスとの付き合い方』等をお伝えしていきます!
「思っていたより妊活ってしんどい」「いつになったら終わるの?」
「年齢ばかり進んで…」と焦っている方も多いかもしれません。
でも、そんな気持ちはあなただけではありません。
あまり話題に出ることはないかもしれませんが、妊活をしている人はほとんどの人がこのような気持ちを体験しています。
この記事を最後まで読めば、妊活ストレスとの付き合い方がわかり、前向きな気持ちにリセットすることが出来ますよ!
この記事を書いている私は助産師で、病院やクリニックで、トータル3000件を超えるお産介助を経験。不妊治療外来の経験もあり、数々の不安・悩みを聞いてきました。30代。自身も絶賛妊活中。
妊娠・出産・子育てに不安・悩みはつきもの!今までの経験や知識を踏まえ、正しい情報をお届けします。
妊活がうまくいかないときってどんなとき?【結果が出ない?協力がない?】
「赤ちゃんがほしい!」と妊活を始めたころはワクワクしてたのに、最近なんだか気持ちが沈みがち…
妊活のゴールはもちろん、赤ちゃんを授かること。
赤ちゃんを授かるための情報はたくさんありますが、実際はこれをやれば確実に妊娠する!という方法はありません。なので、妊活の期間が長ければ長いほど、「これっていつまで続くのかな…」と焦りや不安が出てきます。
ただ、ストレスを抱えると影響を受けるのが排卵です。
健康な女性でも、体調不良やストレスによりホルモンバランスが崩れると排卵できないことがあります。
子宮や卵巣はホルモンの影響を受けることで働くことができるので、ホルモンの分泌が乱れると本来の機能をしなくなります。
では、妊活中はどのようなことにストレスを感じやすいのでしょうか?
パートナーが協力的ではない
精神的な面で最も多いのが、パートナーの妊活に対する姿勢や意識に不満があることです。
「自分はこんなに大変なのに相手は…」と、パートナーとのコミュニケーションが思い通りにいかずに不満が溜まり、挙句には、妊活がきっかけで「離婚」を考える夫婦もいます。
では、夫婦それぞれどのようなストレスを抱えやすいのでしょうか。
妻側は「もっと妊活に協力的になってほしい」という思いが強い一方、夫側は「急に妊活、妊活って言われても…」と妊活がきっかけで変わった妻の言動や行動に、プレッシャーを感じることが多いようです。
結果が出ず、先が見えない
「今度こそ…!」と期待をしていたのに、生理がきてしまったとき…
その落ち込む気持ちは、なんとも言えない辛い気持ちになります。
「生理がくる度に、自分は母親になる資格がないと烙印を押されたような気持ちになる…」「先の見えないトンネルを走っているようだ」と話された方もいました。
また、不妊治療中の場合は落ち込んでいる間もなく次の排卵日に向けての治療に取り組まねばならず、何度も同じ結果の繰り返しとなれば、気持ちが落ち込んでしまうのも無理ありません。
身体的・経済的な負担
不妊治療中の場合、不妊の原因を調べるために様々な検査を行います。それでも原因不明な場合が約20~30%あり、「こんなに検査してるのに何でわからないの…」とがっかりすることも多いです。
また、男性に比べ女性の不妊検査の方が時間もお金もかかる一方、排卵のメカニズムは未だに解明されていないことが多く、有効な治療法が見つからない場合もあります。治療のスケジュールは生理周期に合わせて組むため、身体的・時間的な負担が重くのしかかることがあります。
また、不妊治療は健康保険の適用外の治療や検査などが多く、高額になりやすいのも負担の一つです。
前向きな気持ちになれる!妊活ストレスとの付き合い方【体験談あり!ひとりで悩まないで】
では、このようなストレスを抱えたとき、どのように対処したらよいでしょうか。
ストレスの乗り越え方を、体験談とともにご紹介します!
【パートナーが協力的ではない場合】
◆うちは妊活の期間が長くなるにつれ、旦那に自分のスケジュールを押し付けてばかりいました。だんだん旦那にそっけなくなり、「排卵日の前だけでいいから、頑張ってね」。その言葉が旦那を追い詰めていたみたいです。
ある日「その言葉、男として妊活のためだけと思われているみたいで悲しくなる」と言われ、はっとしました。
今では少しずつスキンシップをとるようにして、寝室にアロマを焚いたりして、排卵日に関係なく夫婦生活を楽しんでいます。なぜか自分も排卵日を前ほどストレスに感じなくなり、楽になりました。
(36歳・女性)
◆妻が妊活でいろいろ悩んでいるためか、よく自分にあたってくるようになった。妻の気休めになるかと、「そんなに思いつめなくてもいいんじゃない?」とか「無理しなくてもそのうちできるよ」といったのが逆効果だったようで、妻の怒りは大爆発!
一時期、タイミングをとるどころか口も聞いてもらえず、余計に夫婦の距離が離れてしまいました。
自分も仕事の忙しさを言い訳にし、妊活や不妊のことをよく調べてなかったので、ネットで調べ、妻にわからないことを聞いてみました。すると、「やっと寄り添ってくれるようになったのね。今まで、一人で頑張っているみたいでむなしかった。」と言われました。そのとき、励ますよりも、自分から妊活に積極的に関わって、わからないことはプロの妻に聞く、ということが大切なんだと気づきました。
(35歳・男性)
このように「パートナーが協力的ではない」と感じる背景には、コミュニケーション不足があることがほとんどです。
男性は女性と違い、毎月の月経がなく、赤ちゃんがお腹に宿るわけではありません。
女性は月経が始まる思春期の頃から、身体的にも精神的にも妊娠や出産のことをイメージしたり友人同士で話題になったりしますが、男性は結婚した時、中には妻から「子どもが欲しい」と言われた時に初めて、妊娠や出産についてイメージし始めることが多いです。
ただ、イメージするといっても「妊活」について、男同士で話題になることはほとんどありません。また、感情を素直に表現することが苦手。競争社会の中では「男らしく」という姿勢が社会から求められるため、家で妊活についてわからないことがあっても、なかなか素直に「教えて」と言えないのかもしれません。
一方、女性にとって妊娠・出産は「自分事」そのもの。小さい頃から「お母さん」になることを夢見てきた女性にとって、妊活は最優先事項なのです。
その最優先事項が上手くいかず、さらに身体的や時間的な負担も重なれば、感情が不安定になるのも仕方ありません。感情が不安定なときは、夫など、一番身近な人の言動や態度が受け入れ難くなります。
ただ、「言葉にしなくてもわかってよ!察してよ!」というのは、妊活を最近になってやっと意識し始めるも、妊娠が自分事ではない男性にとっては無理な話なのです。
ストレスの乗り越え方としては、お互い、素直な気持ちを伝えあうことから始めましょう。
男性は「妊活についてわからないことが多いから、教えて?」と伝えてみてください。また、妻が落ち込んでいたら、無理に励まそうとするのではなく「泣いていいよ。」と寄り添ってみてください。
また、家事を手伝うことも大切です。不妊治療中は特に、通院時間と待ち時間、検査などで心身ともにヘトヘトなので、小さなことからでいいので、さりげなく家事を済ませておくと喜ばれますよ!
女性は「自分が思っていること・感じていること」を伝え、「こうしてほしい」と具体的にリクエストしてみてください。ただ男性は仕事など目の前のことで精一杯なこともあるので、忘れているようなら、何度も伝えることが肝心です。
例えば「クリニックに行った日は精神的に疲れる。だから、10分でいいから話を聞いてほしい」や「年齢的に焦りがある。これからどうするか一緒に考えてほしい」など、「気持ちと行動」をセットにして男性に伝えると、わかりやすいです。
また「妊娠しやすい時期」と「妊娠の可能性がある時期」は違うということも大切です。
タイミングをはかって性生活するのは、妊娠しやすい時期である排卵日の2~3日前からがベストと言われていますが、実際にいつ排卵しているのかは、医師にとっても予測でしかないのです。
なので、その日以外も絶対に妊娠しないというわけではありません。妊娠は確率なので、性生活の回数が多ければ多いほど確率は上がります。
そう思うと、夫婦ともにプレッシャーから少し楽になり、性生活を楽しめるのではないでしょうか。
【結果が出ず、先が見えない場合】
◆私は、体外受精を繰り返しても妊娠せず、生理が来るたびに辛くて辛くて泣いてばかりいました。そんなとき、クリニックの先生から「一度、ステップダウンしてみる?」と言われたことがきっかけで、半年だけ、と期間を決めて治療をお休みし、自己流のタイミング療法に戻しました。
そのとき、強く縛られていたものから一気に解放された気がして、とても楽になったのを覚えています。
食べたいものを食べ、旅行に行き、好きなように過ごしました。旦那とも、今後妊娠しなかった場合のことも含め、落ち着いて話すいい機会にもなりました。
不妊治療は常にステップアップしなければいけない、とばかり思っていましたが、ストレスが限界のときは、一度立ち止まることも大切なんだと知りました。
(38歳・女性)
このように、不安や辛い気持ちから抜け出せない場合は、一度妊活から離れてみましょう。
「~したい」と思っても妊活のために我慢していたことを、思いっきりやってみてください。スーッと気持ちが楽になっていくのを実感できるはずです。
繰り返しになりますが、ストレスはホルモンバランスを崩し、ホルモンバランスが崩れると情緒不安定になります。重度の場合は、心の病気になる方もいます。
心の健康は妊娠にとって必須です。妊活から気持ちが離れることが、結果として妊娠の近道になる方もいます。不妊治療中の方も、ステップダウンしたり治療をお休みすることも出来るので、辛いときは医師に相談してみてください。
【身体的・経済的な負担がある場合】
◆私は38歳から不妊治療を始めましたが、期間が長くなるにつれ、体力的にきつくなってきました。
また、覚悟していた以上にお金も無くなっていくため、このまま治療を続けて妊娠しても、養育費用が賄えるのか、だんだん不安になってきました。
治療を始める前は「42歳まで頑張る!」と意気込んでいましたが、最近旦那と相談し、今は40歳で区切りをつけようと思っています。もし妊娠出来なかったら、育児のために溜めておいたお金を夫婦旅行に使おうと思っています。
子どもがいない人生は考えてもみませんでしたが、自分の身体に鞭打ってまで妊活を続けることはないのかなぁとも思います。あと半年しかないので焦りもありますが、割り切って頑張ろうと思います!
(39歳・女性)
このように、身体的・経済的な負担が重なったときは「期限を決める」と良いでしょう。
ただ、一度決めた期限は途中で変わってもいいのです。不妊治療は、いざ始めてみないとわからないことがたくさんあり、治療前に考えたプラン通りにいかないことがほとんどです。
真面目な人ほど、まるで仕事かのように「スケジュール通りにこなさなきゃ!」という意思が強いのですが、仕事以上に思い通りにならないことばかりです。
妊活には柔軟さが大切です。夫婦で話し合いの機会を多く持ち、今の自分の心身の状態、経済的な状態を見失わないようにしましょう。
このように、妊活ストレスで悩んでいる人はあなただけではありません。
妊活に疲れたら、この記事を参考にし、前向きな気持ちにリセットしてみましょう!
🐈飼い猫ペグちゃん日記♡
子猫時代のまん丸お目め。見つめられるとメロメロです!