妊娠初期は赤ちゃんが
最もスピーディーに成長する時期
そのため、ママの身体にも
様々な変化が起こります
そんな時期、特に気を付けてほしいことを
ご紹介します
先日、妊娠が判明しました!
妊娠初期はまだ赤ちゃんも不安定って聞くけど、
私はどんなことに気を付ければいいのかな?
妊娠おめでとうございます!
妊娠初期は赤ちゃんの身体の器官が作られる
最も大切な時期です。
特に気を付けてほしいことについてお話ししますね!
この記事では、「妊娠初期はどんなことに気を付ければいいのかな?」と疑問を持っている人に向けて、『知らないと危険なことも!妊娠初期に気を付ける7つのこと』をお伝えしていきます!
妊娠初期は赤ちゃんの成長スピードが最も速く、ホルモン分泌も大きく変化するため、お母さんの身体もそれに反応して不安定になりがちです。
この記事を最後まで読めば、妊娠初期に気を付けるべきことについてわかり、安心して妊娠生活がスタート出来ますよ!
この記事を書いている私は助産師で、病院やクリニックで、トータル3000件を超えるお産介助を経験。不妊治療外来の経験もあり、数々の不安・悩みを聞いてきました。30代。自身も絶賛妊活中。
妊娠・出産・子育てに不安・悩みはつきもの!今までの経験や知識を踏まえ、正しい情報をお届けします。
知らないと危険なことも!妊娠初期に気を付ける7つのこと【食べ物、運動、セックスのことなど】
- 食べ物について【マグロや生ハムなど注意したい食材あり!】
- 飲み物について【アルコールやカフェインはどれ位飲んでもいい?】
- 運動について【ウォーキングやヨガはOK!激しい筋トレはNG】
- セックスについて【避けた方がよい週数と体位】
- 薬について【胎児に影響がある時期と種類】
- 感染症について【胎児へ影響する感染症はこれだ】
- 仕事について【いつ言う?こんな時は頑張らず、上司に報告して】
食べ物について【マグロや生ハムなど注意したい食材あり!】
妊娠すると、お母さんの免疫細胞が赤ちゃんを“異物”とみなして攻撃しないよう、母体の免疫力を低下させます。そのため、妊娠中は菌やウイルスに対する抵抗力が弱くなり、普段なら特に症状が出ない菌やウイルスでも、症状が重くなり胎児に影響が出る可能性があります。
また以下のように、食材の中には、食中毒などの可能性が高く「食べるのを控えた方がいい」食材と、量によっては胎児に影響が出る可能性のある「食べる量に気を付ける食材」があります。
食べるのを控えた方がいい食材
生魚 | 刺身、お寿司、明太子など。スモークサーモンなど過熱が十分でない魚も注意。リステリア菌などの食中毒になる恐れがあります。 |
生肉 | レバ刺など。生ハムやローストビーフなど、十分に加熱されていない肉も注意。リステリア菌などの食中毒やトキソプラズマという寄生虫に感染することがあります。 |
生卵 | サルモネラ菌の食中毒になる恐れがあります。新鮮な卵なら問題ないことが多いですが、基本的に「中心が75℃以上になった状態で1分以上加熱した卵」が望ましいです。 |
ナチュラルチーズ | カマンベールやモッツァレラなど。レアチーズケーキなどの加熱せず作られるデザートも控えた方がよいでしょう。 |
食べる量に気を付ける食材
水銀を多く含む魚 | キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、エッチュウバイガイは週に1回 キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ 、ヨシキリザメ、イシイルカ、クロムツは週に2回まで、それぞれ1回80gまでにしましょう。胎児の中枢神経に影響を及ぼす可能性があります。 |
ビタミンAを多く含む食材 | レバー、うなぎなど。胎児に先天異常を及ぼす可能性があります。ただし、ビタミンAは体内で生成できず、摂取不足も胎児の発育不全を引き起こすため、適度な量は摂取するようにしましょう。 |
塩分を多く含む食材 | インスタント食品、加工食品など。調味料の摂りすぎにも注意しましょう。血圧が上がり、妊娠高血圧症候群などの合併症のリスクが高まります。 |
ヨウ素を多く含む食材 | 昆布、ヒジキに注意。週に3回程度にしましょう。甲状腺機能に異常がある人は、医師の指示を仰いでください。 |
刺激物 | ニンニクやカレー、キムチなど。胃に負担をかけない程度の量であれば問題ないです。 |
飲み物について【アルコールやカフェインはどれ位飲んでもいい?】
アルコール | アルコールは、少量でも胎児の奇形、脳障害を引き起こす「胎児性アルコール症候群」につながる恐れがあります。妊娠が判明したら直ちに禁酒しましょう。 ノンアルコール飲料を選ぶ場合は、必ず「アルコール0%」と表記されたものであるか確認しましょう。 |
カフェイン | コーヒーは1日1~2杯、紅茶や緑茶は1日2~3杯程度にしましょう。カフェインには血管を収縮させる作用があり、摂りすぎは赤ちゃんに栄養が行き届かず低出生体重児となったり、胎児の脳にカフェイン代謝物質が残る恐れがあります。コーラやチョコレート、栄養ドリンクなどにもカフェインは含まれているため、知らず知らずのうちに摂りすぎないよう注意しましょう。 コーヒーをデカフェ(ノンカフェイン・カフェインレスコーヒー)に変える、お茶を麦茶やそば茶に変えるなどして、上手にカフェイン摂取を調整してください。 |
運動について【ウォーキングやヨガはOK!激しい筋トレはNG】
ジムでの筋トレやランニングなど、運動後に息切れし動けなくなるほどの激しい運動は避けましょう。また、お腹に衝撃を受ける可能性のある球技も控えましょう。
体調が良好であれば、30分程度のウォーキングやマタニティヨガ、マタニティスイム、軽いスクワットなどの筋トレなら問題ありません。ただし、軽い運動でも出血や腹痛がある場合は運動を中止し、医師に相談してください。
セックスについて【避けた方がよい週数と体位】
妊娠11週以前と妊娠32週以降は流産、早産の可能性があるため避けましょう。それ以外の週数でも、お腹の張りや出血があるときは流産・早産の危険があるため中止し、医師に相談してください。
それ以外の週数では、体調の良いときは問題ありません。男性は感染症予防のためにコンドームを付け、手指をきれいに保つことが大切です。
体位は、正常位など挿入が深くならないものを選び、男性は腕を伸ばすなどしてお腹を圧迫しないよう工夫しましょう。
薬について【胎児に影響がある時期と種類】
薬物の影響を受けやすい週数は4~8週と言われています。この期間は赤ちゃんの器官が作られる時期なので、服薬は医師に相談してからにしましょう。持病がある方は自己判断で服薬を中止しないようにしてください。
ただ、この時期は妊娠に気づかない人が多い時期。実は、もし妊娠4週未満に薬やX線などの強い影響を受けたとすれば、その妊娠は成立しないと言われています。今妊娠が継続できているのなら、それほど影響は受けなかった、と考えてよいでしょう。
それでも、妊娠が分かる前に薬を飲んでしまった場合は念のため、医師に飲んだ薬や時期を伝えてください。一般的には、容量を守り市販薬を1~2回飲んだ程度であれば、それほど影響はないと言われています。
感染症について【胎児へ影響する感染症はこれ!】
妊娠中は免疫力が下がるため、普段なら症状が出ないような弱い感染症でも、重症化する恐れがあるので注意が必要です。
症状の中で特に危険なのが咳。あまり激しく咳をすると、お腹の張りを起こすこともあります。
新型コロナウイルスに感染した場合、胎児に悪影響を及ぼす可能性は低いとされていますが、米国では早産のリスクが上がったという報告もあり注意が必要です。また、肥満、高血圧、糖尿病などは重症化のリスク因子と言われているため、合併症のある方は特に感染予防対策が必要です。
その他、妊娠初期に感染すると胎児に影響が出る可能性のある感染症は以下の通りです。
(※)のある感染症は妊娠初期に感染の有無をスクリーニング検査で調べることができます。
梅毒(※) | 妊娠初期に血液検査をします。赤ちゃんの神経や骨などに異常をきたす可能性があります。妊娠中に治療ができ、赤ちゃんへの感染を予防することができます。 |
B型肝炎(※) | 妊娠初期に血液検査をします。「一過性感染」と「持続感染(キャリア)」の場合があるため、陽性の場合はより詳しい検査をします。赤ちゃんに感染しても多くは無症状ですが、乳児期に急性肝炎を起こしたり、将来、慢性肝炎や肝硬変、肝がんになる恐れがあります。 感染予防策として、赤ちゃんが出産後すぐにワクチン投与をすることで母子感染を防いでいます。 |
C型肝炎(※) | 妊娠初期に血液検査をします。B型肝炎同様、「一過性感染」と「持続感染(キャリア)」の場合があるため、陽性の場合はより詳しい検査をします。赤ちゃんに感染しても多くは無症状ですが、将来、慢性肝炎や肝硬変、肝がんになる恐れがあります。 感染予防策は帝王切開を勧められることが多く、赤ちゃんが生まれてからも定期的に検査をすることになります。 |
HIV(※) | 妊娠初期に血液検査をします。日本ではHIV感染妊娠は約0.01%であり、陽性と診断された場合にはエイズ治療拠点病院などで管理入院をすることになります。 |
風疹(※) | 妊娠初期に血液検査をします。妊娠20週までに初めて感染すると、胎児に難聴や白内障、心疾患などを引き起こす可能性があります。妊娠中はお母さんに予防接種が出来ないため、抗体価が低い場合は家族など周囲の人の抗体価検査、ワクチン接種を勧めています。近年風疹は増加傾向にあり、自治体で検査を行っている場合もあります。お住まいの地域のHPなどで確認してみましょう。 |
HTLV₋1(※) | 妊娠初期~中期に血液検査をします。キャリアからのATL(ヒトT細胞性白血病ウイルス)発症率は約3~7%で、中高年以降に発症すると言われています。感染予防策として、母乳感染をするため人工栄養が勧められます。 |
クラミジア | 感染者との性的接触によって感染します。女性は自覚症状がないため、妊娠初期に感染すると流産につながる恐れがあります。妊娠中に治療ができ、出産時の赤ちゃんへの感染を予防することができます。 |
トキソプラズマ | 妊娠の数か月前、もしくは妊娠中に初めて感染すると、赤ちゃんが「先天性トキソプラズマ症」となる場合があります。感染時期によって赤ちゃんへの感染確率、重症度が変わり、初期の場合は赤ちゃんへの感染は少ないが重症となり、後期の場合は赤ちゃんへの感染は多いが軽症となる場合が多いです。重症の場合は赤ちゃんの先天異常や流産、早産の原因になるので早期治療が必要です。 感染予防策として、猫の大便処理後はよく手を洗う、生肉を食べない、ガーデニングで土を触るときは必ず手袋をする、野菜や果物はよく洗ってから食べる、などです。 |
サイトメガロウイルス | 妊娠中に初めて感染すると、生まれた赤ちゃんに様々な障害を引き起こすおそれがあります。半数以上の人が感染し抗体を持っていますが、罹ったことのない妊婦さんは注意が必要です。 幼児の唾液や尿から感染することがあるため、感染予防策として手洗いを徹底し、食器の共有を避けてください。 |
おたふくかぜ | 妊娠初期に初めて感染した場合、流産のリスクが高く、先天異常や奇形の確率は低いといわれています。ただし、お母さんは重症化しやすいため、罹ったことのない妊婦さんは注意が必要です。 |
水痘 | 妊娠初期に初めて感染した場合、胎児に先天異常が起こる場合があります。9割以上の人が子供時代に感染し抗体を持っていますが、罹ったことのない妊婦さんは妊娠期間を通じて人混みを避けるなどして予防しましょう。 |
帯状疱疹 | 妊娠中に初めて感染した場合、胎児に先天異常が起こる場合があります。特に妊娠8~20週あたりでの感染が先天異常のリスクが高いとされています。水痘の原因となるウイルスと同じなので9割以上の人が抗体を持っています。また、妊娠後期に初めて感染すると赤ちゃんが重症化する可能性が高いため、帯状疱疹と疑われる症状がある人との接触は避けてください。 |
麻疹 | 胎児への感染の心配はありませんが、お母さんが重症化しやすいため、罹ったことのない妊婦さんは妊娠期間を通じて人混みを避けるなどして予防しましょう。 |
リンゴ病 | お母さんが妊娠20週未満に初めて感染すると、およそ30%の赤ちゃんに影響があり、胎児水腫や子宮内胎児死亡のおそれもあります。 |
リステリア | 食中毒の一種です。妊娠中に感染すると、流産や早産、死産の原因になることがあります。リステリア菌は食品を介して感染し、塩分にも強く冷蔵庫でも繁殖します。 感染予防策は加熱処理なので、加熱殺菌していないナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモン等は避け、しっかりと加熱されたものを食べるようにしましょう。 |
仕事について【いつ言う?こんな時は頑張らず、上司に報告して】
働いている女性は、職場への妊娠報告をいつにするか、迷いますよね。
「安定期に入ってから」と報告をためらう人が多いですが、妊娠初期こそつわりが辛く体調が不安定になりやすいため、直属の上司には早めに妊娠の報告をしましょう。
目安としては「心拍が確認できてから」。おおよそ6~7週で確認でき、心拍が確認できると流産のリスクはやや下がります。ただし、流産の約80%は12週までに生じるといわれているため油断は禁物です。
「突然つわりがなくなった」「突然の腹痛や出血」など急な体調の変化があれば、迷わず産婦人科を受診するようにしましょう。
立ち仕事や重労働は避ける
妊娠初期はもちろん、妊娠中は重い荷物を持ったり立ち続けるっような重労働が続くと、流産や早産につながる恐れがあります。
労働基準法にも「妊娠中の女性が請求した場合には、他の軽易な業務に転換させなければなりません。」と記載があることから、負担の大きい仕事は制限してもらったり勤務時間を短縮してもらうなど配慮してもらえるよう、上司に相談してみましょう。
また、パソコンの電磁波が胎児に悪影響を及ぼすという医学的なデータはないので、それほど気にする必要はありません。
体調の悪いときは頑張りすぎない
妊娠初期は特に眠気が続いたり、体が思うように動かず疲れやすい状態です。「自分が仕事をしなくちゃ」「迷惑をかけたくない」とついつい頑張りすぎてしまう人も多いのですが、赤ちゃんのお母さんはあなただけです。仕事を頑張りすぎた結果、流産や早産になってしまう悲しいケースもあります。
お腹が大きくならないうちは、周囲からなかなか理解が得られないこともあるかもしれませんが、お腹が張ったら横になったり、体調が悪いときは早退させてもらうなどして、決して無理をしないでください。
周りの人のことを思いやる
体調の不安定な時期も気持ちよく働き続けるためには、周囲の理解や協力が欠かせません。職場には流産歴がある人や不妊治療中の人など、人には言えない悩みがある場合もあるので、職場で妊娠の報告をするときはあまりはしゃぐような様子は見せず、「出来る仕事はやる」という姿勢を心がけましょう。
体調の不安定な時は助けてもらい、余裕のある時は周りの人の仕事を手伝う、など、これまで以上にコミュニケーションを大切にするとお互いが気持ちよく仕事を続けられるでしょう。
体調不良時の備えをしっかりと
つわりの時期になると、普段何も感じないことにも非常に敏感になります。匂いが気になる場合はマスクをしたり、自分の好きな香りをハンカチにしみこませたりするとよいでしょう。また、食べづわりの場合はチョコやキャンディーなどすぐに糖分の摂れるものや、こんにゃくゼリーやガムなど噛みごたえのあるお菓子を持ち歩くと便利です。
ただし、水を飲んでも吐く、食べられなくてめまいが続くなど、症状が重い場合は「妊娠悪阻」の可能性があります。無理をせず会社を休み、産婦人科を受診するようにしてください。
また職場は冷房が強く、身体が冷える可能性もあります。ひざ掛けやソックスなどを準備したり、風が当たりにくい席に変えてもらうなどして対策しましょう。
車の運転を避ける
妊娠初期の体調は不安定です。体調の良いときは問題ないですが、少しでも不安を感じる場合は車の運転は避けましょう。また妊娠30週頃からはお腹も大きくなり圧迫されるため、妊娠後期は運転を避け公共交通機関を利用するほうが安心です。
いかがでしたか?
このように、妊娠に気付いたときから意識してほしいことはたくさんあります。
妊娠初期はお腹は小さいですが、赤ちゃんは一生懸命育っています。
むやみに神経質になりすぎてストレスを感じないよう、注意するところは注意し、それ以外のことは今までどおりに過ごす、ということが大切です。
また、一緒に過ごす旦那さんや家族の方にも、是非共有してくださいね。
🐈飼い猫ペグちゃん日記♡
毎日よく眠ってます。気持ち良さそ~♡